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Banker to the Poor: Micro-Lending and the Battle Against World Poverty
Banker to the Poor: Micro-Lending and the Battle Against World Poverty
参照データ
タイトル :Banker to the Poor: Micro-Lending and the Battle Against World Poverty
発売日 :2009-05-13
製作者 :Muhammad Yunnus
販売元 :Public Affairs
JANコード :9781586481988
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Creating a World Without Poverty: Social Business and the Future of CapitalismCreating a World Without Poverty: Social Business and the Future of Capitalism
  Bangladeshの貧者救済を目的としてGrameen Bankを設立した筆者は、Bankと共に2006年Nobel平和賞を受賞した。「貧困は平和への脅威」と筆者はいう。前著「Banker to the Poor」(私は読んでいない)もBest Sellerだったが、本書も評判を呼んでいる。 本書は、(1)Grameen Bank設立の経緯とグループ企業としての展開の詳述、(2)Evianで有名な仏大企業と合弁でGrameen Dinoneを設立し貧者の幼児に栄養を与えるヨーグルト製造販売事業を始めた経緯の詳細、(3)この2例のように利益指向ではなく社会貢献を目的とするSocial Business=社会貢献企業が必要という主張、(4)貧困と環境を無視してきた資本主義社会への批判と筆者の夢、(5)最後にNobel賞受賞講演全文が本書の要約になっている、そういう内容構成である。 小さ目の活字を詰め込んだ厚い本だけに読みでがあり、一部前後に重複や矛盾があったりするのが欠点ながら、平易な英語で読みやすく、何より筆者の貧者の目線からの熱い想いが伝わってくる。社会貢献企業が資本主義社会のMissing Pieceであり、これが無いと社会が完成形にならないという主張は、ユニークで傾聴に値する。 また筆者は、上からの貧困撲滅運動は非効率だという。貧者には自活力があるからそれを助けるだけで良いという主張だ。乞食に無担保無保証で金利ゼロの「ある時払い」で融資すると、訪問販売の商人に変身してチャンと返済してくれるというから驚く。貧者を自活的に支援し将来に希望を持つ誇り高い市民に育成することこそ最大のテロ対策だと強調する。 善意の偽善者としては大いに共感して私も、Grameenに貧者の一灯を捧げることにした。
The End of Poverty: Economic Possibilities for Our TimeThe End of Poverty: Economic Possibilities for Our Time
 我々世代の全世界的な課題として貧困の撲滅を提起する。世銀、IMF等の国際機関に興味ある者にとっては、開発経済学や国際機関の現実、可能性、魅力をリアルに教えてくれる必読書。ボリビア、ポーランド、ロシア、中国、インドでの実践経験を通した方法論を臨床経済学として提示。その過程は開発経済学の醍醐味、魅力を存分に紹介してくれる。最貧国の構造問題「貧困の罠」を解決するには、最貧国の人的、ビジネス、インフラ、自然、社会制度、知識の6つの資本、全ての要素がバランス良く持続成長可能なレベルに達するまで、豊かな国からの支援が不可欠であること。支援を効率的行うためには国毎のニーズにあった処方箋が不可欠であることを力説。後半はアフリカの貧困について。アフリカ支援が、横行する不正、低いモラル、文化の違いから上手く行かないという俗説を否定。気候、農地や交易地としての適性、疫病、天然資源、生態系などの地理学的なハードルの高さから経済成長が遅れているが、先進国の立ち上げ支援があれば自立成長が可能と主張。MDGに織り込まれ先進国によって約束された国民総生産0.7%相当の寄付の実現を訴える。貧困の終焉を奴隷制廃止、植民地政策の転換、公民権運動と準え、現在不可能に思えても実現可能である課題であると訴える。経済学者らしく論理的な展開は説得力に富むが、著者も指摘するように経済問題は複雑。動的複雑系の問題の解決策として、著者の提案する施策は一歩前進とは言え、実現までの道のりは長いように思われる。地理学的に恵まれない地域で紛争、飢饉などから貧困に苦しむ人々への救済措置として有効と思われる移住政策、先進国の閉鎖的な移民政策への言及なく、個人的には著者の意見が聞きたいところ。日本人としては、住友化成が生産する防蚊ネット普及率がマラリア危険地域住民の1%に過ぎず、アフリカでの医療政策の失敗例として連発されることが悲しい。
ムハマド・ユヌス自伝―貧困なき世界をめざす銀行家ムハマド・ユヌス自伝―貧困なき世界をめざす銀行家
 2006年ノーベル平和賞を受賞された、ムハマド・ユヌス氏の自伝。大学で教えていた経済学が机上の空論であることを実感し、貧困と天災の国、バングラデシュを母国とする氏の、貧困をなくすためのグラミン銀行創設から、1997年に行われたマイクロクレジット・サミットまでと、今後のことが書かれています。世界中から貧困をなくすという壮大な目標を掲げ、今まで実践した内容が、成功事例だけでなく、失敗したことも隠すことなく書かれていて、読んでいてとても勇気づけられました。マイクロクレジット運動は、現金資本でなく人間資本であり、貧しい人に人間の尊厳を得るための極めて現実的な道具。とても素晴らしい本ですので、お勧めです。
The Fortune at the Bottom of the PyramidThe Fortune at the Bottom of the Pyramid
 発想の転換である。世界から見捨てられた貧しい人々を対象としたビジネスをしようとう話である。サブタイトルにある様に、貧しい人々を経済活動の中に取り入れることで、彼らは仕事から収入を得て、貧困から立ち上がることができると言うものである。金持ちの寄付金や政府の助成金では貧困にあえぐ人々を救うことは出来ないと主張する。著者、C. K. Prahalad は、一日当たりの収入が$2に満たない人々を貧困層と定義する。この貧困層が地球上に40億人とも50億人がいると言われ、人類の約75%を占めていることになる。正に数を武器とする眠れる市場である。ベルリンの壁崩壊後、急速に加速するヨーロッパの統合は、ヨーロッパユニオン(EU)がGDPで欧州平均を下回る国々の統合を進めている。そして、ロシア、中国、インド、ブラジルの各国は経済大国への道を確実に歩み出している。高品質の製品とサービスで付加価値の高いビジネスを得意とする日本のビジネスパーソンにとって理解しがたい話と受け取れるかも知れない。しかし、貧困層との取り組みは世界の潮流である。本書は、ミシガン大学の学生によるケース分析をまとめたもので、バランスを欠き冗長になってしまっている。しかし、貧困層の消費動向の分析し、この市場で求められる技術革新を説くところは説得力を持ち、この市場をターゲットとした、製品、サービス、ビジネスモデル、管理プロセス全てに革新が必要であると主張する。そして、貧困社会に富を生産する生態系を作り上げるための、個人企業、大企業、多国籍企業、公共機関、そして政府の役割を議論し、生態系を維持するための業務管理能力と汚職の絶滅が不可欠であるとまとめている。中国とインドの違いを引用して、経済構造とシステムが急速に変化するビジネスを活性化するには、素早い立法と明確な法の施行が求められ、その時々で、法の解釈が変更されたり、法の施行に手心が加えられるようなマイクロレグレーション(microregulation)があってはならないと力説しているが、日本人にも耳の痛い話である。第二部では、インドなど開発途上国で既に始められている12のビジネスケースを解説し、第三部としてCDに納められたビデオでケースを紹介している。ヨウ素酸塩を添加した食塩を販売するAnnapurna社。PC Kioskを使い、インターネットを通してシカゴ商品取引所の小麦価格を調べ小麦の販売価格を決定する農民を束ねるITC e-Choupal社。使い捨てパッケージ・シャンプーを販売するHindustan Lever Ltd社。高性能で丈夫な義肢を$30で製造販売するJaipur Foot。マクドナルドで販売される品質一定なハンバーガーにヒントを得て、$50から$300で最先端の白内障手術を行うAravind Eye Hospital には白内障手術に英国からも患者がやって来るという。また、ヒラリークリントンがしばしば引用する、「貧困層で喘ぐ女性が、銀行から少しばかりの融資を得られたことで、仕事を活性化させて独立していく女性の姿にダイナミズムを覚える」と言う話は、ノーベル平和賞を2006年に受賞したバングラディッシュのグラミン銀行のモデルをインドで展開する CICIC Bank のケースである。ビジネスケースは詳細に解説がなされ、これからのビジネスのヒントになることは請け合いである。
推薦リスト :金融・経済関係の自伝/伝記
わくわく生きていくために。仕事について、考える。
開発関係
英語学習(役に立ったもの)

 信じることの強さ (2008-12-31)by risei
Muhammad Yunus氏によるGrameen Bank(村の銀行)誕生の記録。信念の力、信じることの強さを感じます。富裕層が信用力の独占によって経済的、社会的影響力を牛耳っている実態への反発。貧困層の自助努力を引き出すための様々な経済的施策、Micro Creditは彼の体験、試行錯誤から生み出された独創的な仕組みです。融資のグループ制度は返済率向上の実利的な面だけでなく、情報の共有化、コミュニティの活性化、女性の自由の拡大、と言った社会的な側面にも大きな影響を与えているのが良く分かります。天災にあっても債務免除には頼らず、自尊心と復興への近道としてリスケジュールと追加融資を続ける姿勢は、金融危機にあたって横行する貸し剥しと好対照。一方皮肉にも先進国での福祉制度(生活保護への所得制限等)が貧困者の自立の妨げになっている批判も。資本主義の重要性と、誰もがその恩恵に預かれるべきだという信念。著者の飽くなき挑戦は尊敬せずにはいられません。

 Put poverty into museum (2007-09-04)by ちー
I came across with an idea of making a 'Poverty Museum' without actually understand the meaning. And via this book, I am deeply impressed by Dr. Muhammad Yunus, his determination to driving his will to bring the poorest out of poverty, towards the poverty-free world.

The poverty museum means poverty becoming history of the world, like dinosaurs, which is a world no longer have any poverty problem.

The book illustrates great personalities of the most recent Nobel Prize winner, and hopes towards a better world.

 最前線で貧困と戦ってきた人の言葉 (2007-07-17)by wontonwoo
実際に最前線で貧困と戦ってきた人の言葉は、考えていた事と違った。
例えば、貧困対策には最初にcredit(信用貸し)ありきで、トレーニングは後で良いとの事。彼らは少なくとも生き残っている。即ちスキルはあるのだと。

そして次の文に心を打たれる。
It is the ability to control capital that gives people the power to rise out of poverty.
(人々が貧困から脱する力となるのは資本をコントロールする能力である)
この部分の理解がずれていたために、貴重な税収から行われたODAが本当に困っている方々に届かなかったのだ。

「支援という名の下に自国の者を雇い製品とサービスを購入させて終わり。一部のエリートの財産作りに手を貸しているだけ。結局、支援した額面からキックバックを貰い、貧困層を助けるなど後回しだ。」とはあまりに痛い。国家としてお金をだしていても使い方を知らなかった。申し訳ないと謝りたくもなる。

しかし自分には保証人の所得の関係でアパートを借りられなかった経験がある。日本にも「やれ知識だスキルだと言わないで、まずクレジットだ」という考えが浸透しても良いかも知れない。あまりに示唆に富んだ一冊。


 賞受賞まで知らなかった恥ずかしさ (2006-12-05)by tabopapa
大学で国際政治経済を専攻し、約20年金融関係の仕事についていたが、ノーベル平和賞を受賞しその名前を知るまで、グラミンバンクの取り組みに関しては全く知らなかった。本書を読みその取り組みの背景、苦労、精神が良く分かり、又国際的な援助や支援活動の問題点も明確に主張されている。
クリントン元大統領、ヒラリー上院議員もアーカンソー州知事時代から今日に至るまでこの取り組みに関与していることを知り、クリントン夫妻に対する見方も変わった。1997年に開催されたイベントには羽田元首相も参加していたとの事であるが、その後の活用の様子は見えてこない。世界中の貧困撲滅の問題は日本も他人事ではなく、政治家をはじめ、開発経済を学ぶ大学生等幅広い層の人に是非読んで欲しい本。

 好感が持てます (2004-02-06)by 山形屋
マイクロファイナンスの嚆矢、グラミンバンクの創始者の自伝です。マイクロファイナンスの手法に焦点を当てているというより、自伝なので現場での苦労やアメリカ留学時代の話などを好々爺に聞かせてもらっているような感覚を抱きました。

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