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商品参照数は 53 です。
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ちはやふる (4) (Be・Loveコミックス)
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かるたの世界があることさえ知らず、初めはどうなんだろう、、、と思ってましたが。
そこはさすが末次さん!
感動します。感動します。
ちはやの勝敗の行方。恋の行方。どちらも気になって仕方ありません。
本巻の後半で、いよいよ新くんが「感染」してくれます。太一やその他の新入部員を目覚めさせ、ライバルたちにショックを与え、顧問の先生を感化した末に、全国の舞台で、千早は自分をそもそも「感染」させた張本人である彼の心をゆさぶり覚醒させるのです。スラムダンク三井の改心なみに感動的な展開です。
しかも、ふたりの間には恋愛未満の恋愛感情という、少女マンガ好きにはたまらない例のアレがそこはかとなくただよっているのです。正直ややこしいところですが、しかしそこら辺がこのマンガの最大の魅力の一つでしょう。かるたへの情熱と葛藤と、太一をからめた独特の三角関係の今後の展開、とても目が離せません。
競技かるたの世界を舞台に、友との固い絆、夢へ向かう情熱が、美しく、温かく、激しく描かれる物語。
認知度の低い題材を取り扱ったマンガでは、ともすれば説明台詞やト書き、ナレーションが多くなり、結果、画面構成が煩雑になり、話の流れも途切れがちになることが多いように思う。
「ちはやふる」について言えば、こうした欠点はまったく見あたらない。
練り込まれたネーム、繊細かつ大胆な画面構成、そして圧倒的な画力によって、説明は最小限にして、あくまでもストーリーと画の力で、競技かるたの世界が描かれる。(もちろん解説ページは別にあるが)
さらに、登場人物の個性が競技カルタの多様な側面を象徴していることにも気づく。
ヒロイン千早、そして新、太一は、それぞれ、感性(感じ)、技術、知力に秀でた個性を持ち合わせており、それは競技カルタの側面、競技者として必要な能力を代表している。
また、瑞沢高校かるた部員たちのキャラもまた、それぞれ、かるたのもつ違った魅力を表現しているように思う。西田(肉まんくん)は競技としての面白さを、奏(かなちゃん)は古典文学・伝統文化としての趣きを、駒野(机くん)はチームプレーの大切さを・・・
巧みなキャラ設計があってこそ、難しい題材にして、自然なストーリー展開を可能にしているのだろう。
マンガ大賞2009おめでとう!
マンガ大賞2009に選ばれたようで、
やはりみんな面白いと思ってるんだな〜と実感しました。
この巻では、白熱の都予選決勝の試合にいよいよ決着がつきます。
かるたへの情熱を燃やすメンバーのエピソードはもちろん、
新がかるたをやめてしまった理由が明かされたり、
今回も熱い展開でした。
和歌に託された昔の歌人の思いが登場人物にシンクロする造りは一読の価値ありです。
同時に、歌は、現代に重ねることでまた別の世界を見せてもいて、
その料理の仕方というか、解釈の仕方はとてもエキサイティングです。
「心はいまも昔も変わらないですね」
とは、かなでちゃんの台詞ですが、その感受性はとても新しくて、
すごく印象的でした。
いやはや、ベタだなーとかこのピンチって自分で作っておいて苦しんでるよなーとか苦笑しながらも、気持ちよく読める一冊。
この読後感を支える理由のひとつは、大雑把なストーリーに似合わず、非常によく取材しているということ。
一見すると細かい動きやアイテムなどの瑣末なものたちがカルタの世界の臨場感を演出している。
ここは舞台裏の人たちがすばらしいといえる。
ふたつめはやはり古典の重厚さによる下支え。
時折挟まれる、解説キャラ「かなちゃん」による講釈には少々閉口させられるけれども、主人公が素朴に「そういう風に読むのか」と今の自分と古典の世界を行き来してみるという姿には動かされる。
さて、今のところエピグラフ的に掲げられた歌も本文中に触れられた歌も、比較的「きれいな」ものなわけだが、きれいな中に恨み言も憎しみも、セクシャルなものも含みこんでいる百人一首と古典の世界。
成長していく登場人物たちが自分の中のそういった感情と向き合うとき、古典たちはどんな姿を現しなおすのか、楽しみだ。







